12月も下旬に入り、冷え込む日が増えました。朝晩は吐く息がすっかり白くなっています。 先日は湿度管理の話をしましたが、冬の爬虫類飼育において同様に重要になるのは温度管理です。冬眠をさせないのであれば冷えすぎないように、逆に温めすぎてもしまわな…
冬本番を迎え、空気の乾燥がいよいよつらい時期になってきました。爬虫類たちのケージの中も、うっかりすると湿度30%を切るような乾燥状態となってしまいます。 過度な乾燥は、アトピー持ちの飼い主だけでなく、リクガメとっても大敵です。リクガメは陸上で…
リクガメの飼育には、なにかとお金がかかります。ケージに保温器具に照明、どれも専用のものはそれなりに高価です。リクガメは平面でしか活動せず、縁の高さが乗り越えられない程度であればどんな容器でも飼えるので、ケージ代は節約できることも多いですが…
ゆずのケージを新調したことによるケージ内環境のもっとも大きな変化は、湿度に表れました。 旧ケージでは、床材を湿らせたり、加湿ポットを置いたりしても、湿度は十分に上がらず、よくて40%台、悪くすると30%台前半まで落ちてしまっていました。乾燥系のリ…
ゆずのケージを新調しました。 これまで使っていたリス興業のプラ舟60が手狭に感じられるようになってきたためです。 新しいケージに選んだのは、同じくリス興業のプラ舟で、これまで使っていたものよりひとまわり広く深い、G-130深(底面769.3mm×469.3mm、…
ヨツユビリクガメは、リクガメのなかでももっとも緯度が高い地域まで分布している種類です(1)。分布域のなかには、冬に積雪し、氷点下40℃を記録したこともあるような地域も含まれます(2)。 そんな過酷な環境で、変温動物であるリクガメが暮らしていける…
リクガメの飼育するにあたって、いわゆる飼育器具以外で私が買ったもののひとつに、照度計があります。 サンワサプライ デジタル照度計 CHE-LT1 サンワサプライ(Sanwa Supply) Amazon 本来太陽光のもとで暮らすリクガメを飼育するにはケージ内を明るくするこ…
以前、ゆずの飼育環境についてまとめた投稿をしました。 しかし、ソラリウムの導入等により環境が少し変わったことや、ネットに溢れる「リクガメの飼い方」情報に思うところがあったため、あらためて、ゆずの飼育環境についてまとめなおしてみることにしまし…
冬が近づき、うっかりすると部屋の湿度が30%に下がるくらい、空気が乾燥するようになりました。 乾燥はリクガメの大敵です。甲羅の成長異常、気道感染、脱水による尿石症や腎障害など、過度な乾燥による弊害は枚挙に暇がありません。リクガメの健康を保つた…
ゆずの飼育開始当初から、買わなきゃなと思っていながら買っていなかった、放射温度計を買いました。 ERICKHILL 工業放射温度計 -50℃~+600℃ (人間用ではありません) 非接触デジタル温度計 調整可能な放射率 料理用クッキング温度計 揚げ物 油 お菓子作り温…
さて、ソラリウムUVを導入し、気になっていたメタハラを使い始めたことで、ゆずのケージの照明に関する試行錯誤には一旦の区切りをつけることにしました。ゆずはソラリウムを警戒しつつも餌は食べに出てきてくれていますから、今後は少なくとも新しい器具を…
昨日、ゼンスイから出ているメタルハライドランプ、ソラリウムUVを購入した話を書きました。 この話のなかで私は、ソラリウムの光が太陽そのものであるかのように称賛しており、その色が写真(iPhoneで撮りました)に表れないことを残念がっているのですが、…
ゆずのケージに、メタルハライドランプ(以後、メタハラと表記)を設置しました。 メタハラは高圧水銀灯の一種です。通常の水銀灯に比べて演色性と発光効率が改善されており、太陽光に近いスペクトルと圧倒的な光量を持ちます。紫外線も十分に照射してくれる…
ゆずを飼育するにあたっては、さまざまな書籍や動画を参考にしています。今回は、この4ヶ月、飼育情報を集めるなかで、役に立った、興味深いと感じた情報源を紹介していきたいと思います。 書籍 新訂版リクガメの飼い方(エムピージェー) 獣医師であり、た…
前回、ヨツユビリクガメのゆずの飼育環境について書いたので、今回はニシアフリカトカゲモドキのあずきの飼育環境について書いてみようと思います。リクガメほど環境に対する要求は多くはないですし、飼育のフォーマットも固まっていてあまり試行錯誤もして…
今日は、うちのヨツユビリクガメの飼育環境について書いてみたいと思います。 ゆずを飼い始めるとき、あらためて飼育法を調べてみたら、知らない要素がいくつも出てきました。今のゆずの飼育設備は、その知らなかった要素も考慮して設置してあるので、知識を…
ニシアフリカトカゲモドキのあずきを飼い始めるとき、人工飼料に餌付けてみようと決めていました。生きたコオロギをキープし続けるのは手間がかかるし、冷凍コオロギを人間の食材と一緒に冷凍庫で保管しておくのは妻が難色を示すのではないかと思ったからで…
久しぶりに爬虫類の世界に戻ってきて隔世の感を得たのは、爬虫類飼育者のYouTubeチャンネルがずいぶんと増えたことです。 かつて、種名などで検索をかけたときにヒットしてくるのは、大半が個人ブログであり、動画はそれほど見られませんでした。実は私自身…
10日ほど前から、ニシアフリカトカゲモドキを飼い始めました。特別なモルフなどではない、ただの野生型のニシアフリカトカゲモドキ。 飼い始めたきっかけは、ゆずの冬支度をしたことです。ゆずは夏から飼い始めたため、ケージをリビングの空いている床に直置…
小学生の頃からずっと、つると名付けたクサガメを飼っている。 爬虫類を伴侶動物として扱うことは基本的にない私だが、このつるだけは例外で、家族というか相棒というか、そんな感覚で接している。 10年近く前に、いろいろな事情で爬虫類飼育をやめたときも…
爬虫類飼育復帰の第1号として、いちばん好きな種であるヨツユビリクガメを飼い始めました。 生体を購入する前に、あらためてリクガメの飼育情報を調べたのですが、そのなかで、もっとも驚いたというか、変わったなと感じたのは人工飼料の扱いでした。 かつて…
わけあってやめていた爬虫類飼育を、この夏から再開しました。いま、これを書いている私の隣には、ヨツユビリクガメと、ニシアフリカトカゲモドキのケージが並んでいます。 飼育から離れている間に、爬虫類をとりまく環境は、法律も、常識もずいぶん変わった…